天地明察

2010.02.17.Wed.15:51
やっと読み終えました。
天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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冲方丁さんの小説です。
テスタメントシュピーゲルが最後のライトノベルになるそうです。
これからは天地明察のような一般的な小説が増えていくと思います。

とはいえ、ライトノベルでなくなっただけで冲方丁さんの小説として今まで通りに楽しめる作品でした。
江戸時代を舞台にした物語ですが、合戦もなければ切り合いもない。
渋川春海を主人公とした大和暦を作り上げる話です。

久しぶりに感想でも書いてみましょうか。
もちろん、ネタバレありで。


今の時代ではカレンダーは当たり前のように使っているわけですが、この小説の舞台、江戸時代では中国の唐から伝わってきた宣明暦をしようしていました。
現代では当たり前の話ですが、中国と日本ではわずかですが時差があります。
中国の暦をそのまま使っても誤差があるわけです。

元々は碁打ちであった渋川春海が算術の天才関孝和と出会ったことから始まり、そこから20数年をかけて日本の暦を新しくするお話です。

学校で習ってきた方程式などを始め、当時は術が確立していなかった。
それを独自の方法で解き明かし進歩する様など時代を感じました。
また碁打ちとして本因坊道策との対局など碁に対しても興味を持てる内容でした。
初手天元……天文学の北極星からの打ち手など実際にあったこともキチンと書かれていてよく調べているなと関心しました。

1冊の小説で1人の生涯を見事に描ききっていると思いました。
長い年月で様々な人の死を乗り越えて、成長した春海のラストなど本当にね。

とても面白い本でしたヾ(≧▽≦)ノ
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