9/18 クロジ第13回公演「華の棺」

2014.09.21.Sun.17:00
参加したのは数日前ですが千秋楽が終わったのでもういいかなと。

出演:沢城千春/福圓美里/釘宮理恵/細見大輔/松崎亜希子/大高雄一郎/木村はるか/三原一太

クロジの公演は過去から何度も見てますが華の棺は一番良かった。
抽象的な言い方ですが、物凄くドロドロしているのが多かった。
この作品にもそういう一面はあったけど、今までのほど露骨でもなく軽めでこれぐらいがほどよいかなと。

福圓さんの演技が凄かった。
開演前に老婆ヨリの姿で客席を徘徊していたのですが、あんなに接近していたのに誰かわからなかった……。
こんな演技も出来る人だったのかと新しい一面を見せられた気がします。

華の棺、舞台は花の咲き乱れる庭園……。
あぁ、ここが誰かのお墓なんだなと思って観ていました。
今回は一人二役で現代と100年前の過去の話が展開されていました。
100年生きているヨリ以外はみんな生まれ変わり。
100年に渡る妄執とでも呼ぶべきか、それほどの強い思いが死ぬことを赦さず、また死んでも死にきれなかった。

ここは100年前にヨリが殺したるいと自分自身の墓標、棺だったというわけです。
お互いに似たもの同士だったからこそ100年前にああいうことが起こり、この結末になった。

ヨリが現代で1人1人にお詫びをして周るシーンが終わると最後に息絶えるシーン。
あちこちで涙ぐむ声がしました。
自分自身も数年振りにそんな感じになりました……何とか耐えきりましたが。
過去のシーンでヨリが言われるセリフ「愛じゃない、憐みだ」
この言葉が重すぎる。

おそらく、こんなテキトーな説明じゃ100分の1も伝わらないけど、この公演のDVDは絶対に買おうと決めています。
終わった後にとても清々しい気持ちになれたので。

釘宮さんが舞台上で演技をしているのを初めて見ました。
想像以上に素晴らしい演技で立っている時もただ立つのではなくしっかりとした演技でした。
現代の役柄の設定が完璧すぎる……31歳で結婚に必死なアラフォー女性という何ともな感じでした(笑)

主人公の君彦がどうしようもないクズから立派に成長し、他の登場人物も過去の因縁を捨て去って新しい道を歩いて行く。
本当に良い作品でした(* v v)。
来年の公演も観に行きたい。
スポンサーサイト
コメント

管理者にだけ表示を許可する